DeNA ZEROSTORE終了! 「BASE」「Yahoo!」など無料ECサービスの今後を考える

公開日: : 最終更新日:2014/03/10 WEBサイト運営, 起業・ベンチャー

「DeNA ZEROSTORE」のサービス終了

無料ECサービスの今後について

DeNAの無料で利用できるECカート、「DeNA ZEROSTORE」が、3月19日でサービス終了するようです。

実は、ちょうどクライアントのECをするにあたり、カートシステムをいろいろと物色していたので、ちょっと驚きでした。約一年半でサービス終了とは早かったですね。

ZEROSTOREは、ベータ版が2012年7月にスタート。ショップを出店する際にかかる「出店料」や「月額料金」なしでショップを開くことができるのが売りで、DeNAの「ビッダーズ」やYahoo!ショッピングとの連携機能もあり、無料のわりに意外と行き届いていました。

もし、サービスが続いてたら、申し込んでいたかもしれません。

Yahoo!ショッピングが、無料ECサービスに参入

サービス終了の理由ですが、採算が見込めなくなったのだろうと思います。

「DeNA ZEROSTORE」がスタート後も、STORES.jpBASEと、無料ECサービスも立て続けに誕生し、大きく出店数を増やしました。この二つのサービスだけで、すでに10万店舗を超えているといいます。国内最大手ECモールの楽天市場が現在、4万店舗なので、すごい数です。

さらに、「Yahoo!ショッピング」の無料化も大きいです。
「DeNA ZEROSTORE」使ってYahoo!連動するには、工数削減など、それなりに意味はあると思いますが、まあ、ありがたみは薄れますよね。

そんなこともあって、EC業界で存在感を示すのが難しくなったという見通しがあり、早期の撤退を決断したのだと思われます。やはり、このビジネスはスケールしないと難しい。

無料は、使う側にとってもちょっと怖い

ついでというとなんですが、私なりの無料ECサービスについての見解を少し書きます。
一番気になる点は、ビジネスモデルが不安定に見えることです。

楽天市場のビジネスモデルはわかりやすいです。
出店料と売上に対しての手数料を取ります。流通が増えれば増えるほど利益になる。

一方、無料ECだと、使用料無料、手数料も無料で、なにを収益源にするのか見えてこない。数万点規模のECサービスを運営するのがどれだけ大変か。しかし、流通が増えても手数料収入が増えるわけではないのです。

現在も有料のオプションサービスがありますが、おそらく、流通がかなりふえた段階で、新しい収益源となるサービスが登場するのだろうと思います。それはおそらく利用者からではなく、BtoBになるんじゃないかなと推測します。ちなみに、ECではないですが、リクルートのPOSレジアプリ、「Airレジ(エアレジ)」もそんな感じなのかなと。

仮に、それらがうまくいかなかったら、サービス終了か、少なくとも身売りはありそうです。GMOとかヤフーとかが普通に買ってくれそうだし、ひょっとしたらバイアウト自体を狙っているかもしれません。

もっとも、STORES.jpは、親会社のZOZOTOWNなどとのシナジー効果があるかもしれませんし、Yahoo!ショッピングは潰れそうもありません。それぞれのサービスに個別の事情があります。

私個人の考えで言えば、無料ECはクライアント案件では使えそうもありません。
オープンソースで一から構築するか、安定運用の実績があるカートがいいなと思います。

Yahoo!ショッピングの無料化はチャレンジングですが、モールの質の低下が懸念され、ブランドイメージが毀損するおそれがあるんじゃないかと感じています。

出店目的に合ったECサービスを利用すべき

「無料のサービスだからこんなもんか」と割り切れる人、「趣味でやっているから、売上とかは気にしない」という人は、また小規模運営の場合、無料サービスは素晴らしいと思います。

ただ、事業として成立するだけのECをやるなら、無料ECサービスは向かないんじゃないかなと感じます。

やるなら、品目が少なくて継続的に売れるものなら、事業としても面白いかもしれません。例は良くないですが、「皇潤」とか「グルコサミン」みたいなものですね。

あと、テクニカルなことをいえば、ページはテンプレートを使うより、HTMLで構築できた方がいいし、その意味で独自性は確保されている方が扱いやすいです。自由度が増えれば増えるほどやることも増えるんですけどね。

その意味では、自分の運用イメージに合うECサービスを選ぶのが大事です。
言葉にすると、当たり前ですが、売上目標とか集客方法とか、具体的な運用を考えれば、必要なサービスが見えてくるんじゃないかと思います。

ただ、メジャー感を出すためにも、独自ドメインでの運用は出来るようにしたいですね。
そこだけは譲れないところです。

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