見知らぬ電話番号からの営業TEL 〜事業者は顧客リストとどう接するか〜

公開日: : 最終更新日:2015/01/10 WEBサイト運営

見知らぬ番号からの営業TEL

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移動中だったので出られなかったものの、見知らぬ番号から電話がかかってきました。
東京03ではじまる番号です。

電話検索サイトで調べてみたら、先日行ったゴルフ場からみたいですね。
他にも営業されている人の口コミが掲載されていて、軒並み不評のようです。

営業会社に委託されているため、東京からの番号でかかってきたようです。

営業熱心なのは大変結構ですが、今どき個人の携帯番号に営業電話をかけるのは、メリットよりもリスクの方がずっと高いのではないかと思われます。

事業者は顧客リストとどう接するか?

インターネットの時代よりもはるか以前から、商売はいかに顧客リストを作るかが重要と言われています。最もコストがかかるのが新規獲得。そこから以下にリピートしてもらうかが、多くのビジネスの課題です。

WEBマーケティングも例外ではなく、顧客情報、特にメールアドレスをどう取得するかが、この10数年のテーマでした。

しかし、個人情報への意識が急激かつ過剰に高まっている現在、サービス上で取得した個人情報へのアクセスは極めてデリケートで、非常に高いリスクが伴います。

今回の電話は、おそらく私がネットを通じて予約した情報から、電話番号を取得しこちらにリーチしているものと思います。それだけでも問題ですが、仮に第三者の営業代行会社にTEL営業を委託しているのであれば、その人の同意なしに(またはあずかり知らぬところで)個人情報の受け渡しが行われていることになり、穏やかではない話になってきます。

そこまでのリスクを追ってかける営業電話が果たして、どれほど効果があるのか。大いに疑問を感じます。

繰り返しになりますが、現代は個人情報への意識が非常に強く、取り扱いには厳重な注意が必要です。
個人情報の取り扱いひとつで会社が傾くという現実を鑑みると、個人情報を蓄積すること自体の意味も考え直す必要があるでしょう。

ごく近未来には、いかに個人情報を蓄積しないか。その上で個人情報を取得せず、どうユーザーにリーチするかがより大きなマーケティングのテーマになるのではないかと思います。

私自身の個人情報にはさしたる価値もなく、現代の個人情報への配慮は行き過ぎではないかと個人的には感じます。
ともあれ、BtoCの場合、良くも悪くも顧客情報、ユーザー情報が非常にリスクがあるということを事業者は受け入れなければいけません。

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