検索アルゴリズムの変更が理由で、企業が業績を下降修正
GMOアドパートナーズ、業績予想を下方修正
2月頭の話なので、ちょっと前の事なのですが、GMOアドパートナーズが業績予想を下方修正したことを発表しました。売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてを下方修正しています。
その発表された修正の理由の中で面白い記述がありました。
面白いなんて、言っちゃいけませんが。
(2) 修正の理由
通期の売上高につきましては、前期比23.1%増収となるものの前回発表予想から10億77百万円の減少となる見込みです。リスティング広告、スマートフォン広告、ソーシャル広告などが好調推移しているものの、フィーチャーフォン広告や純広告の取扱は下期以降に下げ止まらず、予想を下回りました。(中略)売上高が予想を下回ったのに加え、昨年夏にあったGoogleの検索アルゴリズムの変更による影響でSEO商材の販売不振などがありました。
※太字は引用者
SEO商材とは?
ご存知のように、GMOアドパートナーズはインターネット広告事業の会社で、営業の電話が結構かかってくる会社というイメージ。
それはさておき、Googleのアルゴリズムの変更でSEO商材が売れなくなったということは、Googleが推奨していない、場合によってはペナルティの対象になるような商材だったということです。具体的には、被リンク販売ではないかと思います。
Googleの検索アルゴリズムの変更
例えば、この記事「今さらだけど知っておきたい! パンダ・ペンギンアップデートとは?」にもあるように、Googleのペンギンアップデートによって、意図的な被リンクでのSEO対策の効果がむしろマイナスに働くようになりました。
被リンクを大量にあることは、かつてはサイトの検索順位を上げるのに、かなり有効なSEO対策でしたが、それ以降、完全に逆効果をもたらすものになっています。
GoogleはSEO対策のためだけのリンクに厳しい姿勢をとり続けています。
ややもすると、サイトが検索結果にまったく表示されないこともあります。
そんなリスクがあると、被リンクをはるSEO商材が売れなくなるのは、まあ当然といえます。
Googleの方針によって、企業の業績が変わる
今さらながら感じたのは、Googleという企業の影響力の大きさです。
GMOのような大きい会社ならともかく、中小の企業で主力の商品が、今回のような形でGoogleの方針によって、意味のないもの、あるいは逆効果になるものになってしまうことを思うと目もあてられません。
自分ではコントロール出来ないところで、状況が変わってしまうのは、企業運営、サイト運営を考えると怖さがありかつてのMicrosoftがそうだったかもしれませんし、現在でもAppleはそのくらいの影響力はあるかもしれません。ます。最近だと、Facebookにリソースを投入しているところでは、そんなリスクが大きいのではないかと感じますね。
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