不惑のご挨拶

公開日： 2014/02/15 : 最終更新日：2014/02/22 起業・ベンチャー

小林秀雄が、四十歳すぎて惑いはいよいよ深くなるばかりだみたいなことを書いているエッセイがあり、最初に読んだときは天才小林でもそんなものかと思ったものですが、私の場合は三十歳を過ぎた頃から不思議と惑うことはなくなりました。

「今日死んでもいい」「明日死んでもいい」という思いつめた気持ちで生きてきました。
ガムシャラに駆けずり回り、前のめりに死んでいきたいと思っています。

ここ1.2年は、世の中のためになるような仕事がしたいと強く思うようになりました。
昨年はじめた新しい事業も、子どももおらず、ずっと身勝手に生きてきた自分のようなものでも、せめて人の役に立つような事業をしたいという思いからはじめたものです。

小さな事業ですが、今後も成長していければ、ささやかながら社会にとっても、より有益な存在になり得ると私自身も大いに期待しています。

お誕生日のメッセージをたくさんいただきありがとうございました。

四十歳になりましたが、体力は二十代の頃にも劣らず極めて健康で、頭のほうは若い頃に比べると格段に冴え渡っています。五十になって天命を知っているかどうかはわかりませんが、その頃には今よりもずっといい仕事をしていると思います。

去年、言われて嬉しかった言葉に、友人の経営者に「へこたれないよねえ」と評された事があります。たまには沈むこともあるのですが、へこたれず遠くを見て、仕事に邁進するつもりです。

皆様、今後ともよろしくお願い致します。