iPhoneアプリで使うIP電話「SMARTalk」で携帯通話料を節約!
電話代をなんとか抑えたい!
小規模経営の問題というと大げさですが、事業にはそれに関わる様々な支払いが発生します。
光熱費からインターネット代、サーバーの管理費、発送送料、事業者ゴミなどお金のかかることばかりです。サラリーマン時代は、経営者から小さいお金のことを口うるさく言われることを疎ましくも思いましたが、今ではなんとなくその気持もわかります。全部自分のふところから出ていくような感覚が、私にも芽生えてきつつありますw
電話代もそのひとつ。
気の利いた取引先さんであれば、こちらからかけても直ぐに「折り返しますよ」と一旦切って折り返しの電話をいただけます。フリーライターにはやさしい企業さんですね。先方都合の用事なのに、こちらからかけ直して長電話になったりすると、電話代が気になるという、なんとも器の小さな話ではあります。
とはいえ、このところ取引先が増えたこともあり、携帯電話を使う局面が非常に多くなりました。特に電話取材などがあると、通話が思わぬ長時間になってしまい、携帯電話にかかる費用の増加ぶりが、看過できないものになっていました。
アプリで使うIP電話「SMARTalk」
そんな折に、TABROID(タブロイド)を見て知ったのが、「SMARTalk(スマートーク)」です。
公式アプリをインストールして、クレジットカードなどを登録すると、初期費用や月額費用無料で、通話料のみで使用できるIP電話アプリです。通話料は、8.4円/30秒。
私は、SoftBankなのでSB同士で上手く無料通話にハマることもゼロではないのですが、通常、21円/30秒かかっていて、30分の電話取材を4人に行なうと、もう5000円超えてしまうわけです。
そこを「SMARTalk」なら半額以下に抑えられるとあって、とりあえず使ってみることにしました。
iTunes Storeのレビューを見ると、「繋がらない」「音声が悪い」「立ち上がらない、落ちる」と悪評のオンパレードで、少し不安にもなりましたが、初期費用のリスクは無いので、使ってダメならやめようと軽い気持ちで使用開始です。
LTE時代だからこそつながる!
悪口雑言のレビューに恐れおののき、通話品質に不安を感じながらも使用してみたところ、結論から言うと、通信環境が良い所では、かなり快適に通話ができます。
事前期待が低かったこともありますが、相手側の声がよく聞こえることもさることながら、相手側も通常の電話と変わらないと思われているようであることもGOODです。
こちらとしては、LTE接続が安定しているところか、Wi−fiにつなげてから使用したいところです。相手側は、使った限りでは固定電話のほうが相性がよく、相手が携帯電話だと、こちらがWi−fi接続でも通話が上手く出来ないことがあります。
電波が弱く、通話ができない時の状況ですが、互いの声がエコーがかって聞こえたり、雑音が多くて聞き取れない場合もあります。この分だと3G接続だと低評価になりやすいだろうなとは推測されます。
使い方としては、まず「SMARTalk」でかけてみて、通話品質が悪い場合は、通常の携帯でかけ直して通話しています。不具合が失礼になるような、緊張する相手方の場合は、最初から携帯でかけるかもしれませんw
また、面白いのは留守番電話が残っていると、メールで知らせてくれて、メール内のプレーヤーでメッセージを再生できます。私自身はあまり留守電が好きではないですが、この機能はちょっと楽しいです。
ちなみに、アプリはiPhoneのアドレス帳と連動しているので、すぐに通常の携帯電話と同様に使用できます。
「LINE」での代替は可能か?
「SMARTalk」のことを友人に話すと、「それ、LINEでいいじゃん?」と言われました。吉高由里子さんの競合アプリのCMみたいですが、気心の知れた仲ならともかく、ビジネス上の会話や取材などは、LINEでやるのに抵抗あるんじゃないでしょうか、さすがに。LINEでつながっていない場合も少なくないですしね。
私は、LINEでビジネス上の無料通話がきても気になりませんが、通話環境が悪いと不安になります。やはり、ここは電話を使ったほうが無難ではないかと。しくみはそんなに変わらないんでしょうけど。
通話品質は今後も向上する可能性もあるので、当面は使ってみようと思います。
通話代は、さすがに半額にはなっていませんが、目に見えて削減できていて、電話する頻度の高い多いフリーランサーの方には、おすすめできそうです。
※追記(2016.06.16)
半年以上使ってみた「SMARTalk(スマートーク)」ですが、結局解約することにしました。なかなか使い勝手がよく、会社の代表電話として、名刺にもTEL番号を記載していたのですが。
一番の問題点は、アプリの起動時間です。
着信があって、アプリが起動してから通話になるのですが、この起動時間の間に先方が電話を切るケースが意外に多く、どうもスムーズに通話出来ない状況がありました。
通話品質は、LTEがつながっているところであればなかなか良好です。
3Gだと、若干厳しい部分はありますね。
というわけで、事務所の引っ越しに伴って固定電話を設置したタイミングで、残念ながら解約しました。その間、楽天電話、LINE電話と新しいサービスが登場していますが、「050」ではじまる番号が持てる「SMARTalk(スマートーク)」の良さもあると思います。
留守電が録音された状態で、メール通知が来たりと、電話にはない機能もあって、なかなかいいんですけど。
「SMARTalk(スマートーク)」後の最適解は、まだ自分でも見えていないのですが、固定電話と携帯、LINE電話を組み合わせて当面は使用するつもりです。
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